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『資本論』とはいかなる書か?

  • 第14期ひろしま労働学校第1回「マルクス『資本論』の映像を見て討論」資料(1)-2
コメンテーター・高橋専任講師

①ポイントと核心

『資本論』の重要なポイントは、資本主義の経済的運動法則(価値法則)の全体を根本的に原理的にとらえきったところにある。すなわち、 資本主義の本質的な矛盾と全体の運動をつかみきった。 そのことが同時に、「労働者階級とは何か」をも明らかにし、プロレタリア革命(=共産主義)の歴史的必然的根拠をも基礎づけた。 その意味で『資本論』は、労働者階級自己解放=プロレタリア革命の書なのである。
『資本論』をどう読むか。その場合の核心は、資本主義の矛盾は本質的に恐慌として現れるということをしっかりと踏まえることだ。その根本には、資本主義が労働力商品化を通して人間を搾取材料として取り扱っている社会だということがある。それは、労働者と資本主義、人間社会と資本主義は非和解であることを意味する。〈資本主義の本質的な矛盾と全体の運動をつかんだ〉ということと、〈労働者階級自己解放=プロレタリア革命の書〉だということは、ここで結びついているのである。

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